世の中では、いわゆる静脈産業といわれる環境関係のお仕事をしている企業がたくさんありますが、それらと製造業など(言ってみれば「動脈産業」でしょうか)との最も大きな違いは何だろうか、と考えたときにまず思い出すのが締め切りに関する感覚の差です。「動脈産業」に属する企業は、サービス業も含めて「納期」という締切への感性が非常に高いところが多い、というか納期こそが事業の生命線だったりするパターンばかりではないかと思います。これに対して静脈産業は、収集や回収こそ日程が決まっているモノの、集めてしまった廃棄物の処理については法令順守こそ期待されているモノの、いつまでに処理すること、という納期がゆるい場合が多いのです。遅れているPCBの処理が10年後ろ倒しになったという出来事も、あるいはこのあたりの土壌に原因が?